天然痘との闘い
九州の種痘
青木歳幸
(
あおきとしゆき
)
・
大島明秀
(
おおしまあきひで
)
・W.ミヒェル 編
2018年6月刊
A5判・342頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-036-5 C3021
7200円
(税別)
品切れ
科研「九州諸地域の種痘伝播と地域医療の近代化に関する基礎的研究」(2015-17)の成果。
九州諸藩の種痘普及と、在村蘭方医の人的ネットワークなどについて、新たな事実が判明。
【主要目次】
序章 九州の種痘
青木 歳幸
総論 天然痘とは
1天然痘−地方病から地球規模の病気へ、そして根絶へ−
相川 忠臣
2人痘法の展開
青木 歳幸
3ヨーロッパ人が観た日本における天然痘
W・ミヒェル
4牛痘伝来前史
青木 歳幸
5牛痘伝来再考
青木 歳幸
各論 九州の種痘
1長崎と牛痘
相川 忠臣
2大村藩の種痘
山内 勇輝
3佐賀の疱瘡神
金子 信二
4佐賀藩の種痘
青木 歳幸
5多久領の医療と種痘
青木 歳幸
保利亜夏里
6長州藩の医学館と種痘
小川亜弥子
7小倉領の種痘
青木 歳幸
8武谷祐之と福岡藩における牛痘の導入
W・ミヒェル
9久留米藩の医学
吉田 洋一
10中津藩における天然痘との闘い
W・ミヒェル
11熊本藩の治痘
大島 明秀
12天草の種痘
青木 歳幸
13若山健海と宮崎の種痘
海原 亮
14薩摩藩黒江家文書にみる種痘
今城 正宏
15薩摩藩の種痘
田村 省三
終章 人痘と牛痘の比較と評価
W・ミヒェル