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祭礼行事「柱松」の民俗学的研究 小畑 紘一 著 (筑波大学大学院修了/1943年生まれ) 2018年3月刊 A5判・544頁・上製本・カバー装 ISBN978-4-86602-028-0 C3039 12800円 (税別) |
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「柱松」は、多くは、夏の夜、柱に取り付けられた松明受けに向かって松明を投げ上げ、松明受けを燃やす、という祭礼行事である。行われている(いた)地域は、ほぼ、新潟・長野・山梨・静岡以西、鹿児島まで、広く分布し、名称も、ハシラマツのほか、ナゲタイマツ・アゲンダイ・トウロン・マツアゲ・アゲマツ・ヒアゲ・ギュウトウなどと呼ばれる。 本書は、全国299地点を実際に調査したデータをもとに、第T部で、その諸相を分析・分類し、この祭礼の構造と特徴を明らかにし、第U部で、長野県飯山市瑞穂「小(こ)菅(すげ)」の柱松を事例に、地理的・宗教的空間、歴史をふまえて、現行の祭礼行事の儀礼とその意義を考察。 |
【主要目次】 |
序 章 資料編 |
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