霊山信仰の地域的展開
−死者供養の山と都市近郊の霊山−

松崎憲三(マツザキ ケンゾウ)山田直巳(ヤマダ ナオミ)

2018年2月刊
A5判・334頁・上製本・カバー装
ISBN978-4-86602-023-5 C3039
7000円 (税別)  品切れ

本書は、成城大学民俗学研究所の共同研究「霊山と民俗信仰」の成果報告書である。
東日本と西日本の地域差を視野に入れつつ、いくつかの霊山をピックアップし、人々が霊山に何を求めてきたのか、その歴史的変遷と現状を把握すること、および各霊山における民俗信仰の特徴を明らかにすること、この二つを目的として編まれた。
第一部では、地蔵で知られる代表的な霊山(西日本:伯耆大山・山城愛宕山/東日本:伊豆日金山・下野岩船山)を、第二部では、都市近郊の霊山(大阪:生駒山系/東京:高尾山)を対象とした。
また霊山参詣者は、里に散在する関連宗教施設を訪れるので、これらの宗教施設に力点をおいて分析したことも、本書の特色のひとつである。

【主要目次】 
 第一部 霊山と地蔵信仰・死者供養
伯耆大山の地蔵信仰と死者供養
 −備中地方を中心として−
松崎 憲三
岩船地蔵信仰と死者供養
 −岩船山参詣と各地の岩船地蔵祭りを中心に−
前田俊一郎
愛宕信仰の歴史的展開
 −勝軍地蔵との関わりを視座として−
佐山 淳史
霊山と墓地−日金山霊園と冨士霊園を例にして− 新井 裕美
 
 第二部 都市近郊の霊山
参詣道からみる信貴山信仰
 −八尾道と奈良街道−
山田 直巳
近現代信貴山信仰の展開
 −宿坊・別院・奉納品の分析を通して−
木 大祐
信仰体験談にみる生駒聖天信仰
 −『歓喜』収録記事を素材として−
及川 祥平
河内国瓢?山稲荷神社の歴史と辻占習俗
 −宗教的一展開を考えるための布石として−
松崎かおり
行楽地としての霊山 −高尾山と箕面山− 金野 啓史
尾山の信仰組織−尾山分霊院を中心として− 乾 賢太郎

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