中近世の家と村落 フィールドワークからの視座 遠藤 ゆり子 著 (淑徳大学准教授/1970年生まれ) 2017年12月刊 A5判・396頁・上製本・函入 ISBN978-4-86602-017-4 C3021 8800円 (税別) |
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「本書は、フィールドワーク調査の成果を踏まえ、近現代から近世、さらに中世後期にまで遡って、村落を支える百姓の家がもつ血縁・地縁をはじめとするさまざまな関係性、百姓の家がつくり出した多様で多元的な諸集団・諸組織に注目することで、村落の実態に迫ろうと試みたものである。その際は、村落の内部構造を静態的に分析するだけではなく、村落の内外へと展開する動向を動態的に捉え、時々の歴史的条件に規定された意義を検討した。特に、それらのさまざまな関係性や諸集団・諸組織による、相互補完的な側面や対立状況を考察しつつ、立体的で動態的な村落社会像、地域社会像を描くよう努めた。」(本書「序章」より) |
【主要目次】 |
序 章 本書の視角と構成 第一部 村を歩く 第二部 宗門帳からみた村落
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