自然の神と環境民俗学 鳥越 皓之 著 (大手前大学学長/1944年生まれ) 2017年11月刊 A5判・212頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-86602-011-2 C3039 2200円 (税別) |
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「本書では「自然の神」を対象とするが、これは伝統的な民間信仰の分野である。それを環境民俗学があつかえば、どのような違いが出るのであろうか。一言でいえば切り口が異なってくる。その固有の切り口が環境民俗学といえるものになるのである。(中略) 環境民俗学は自然を対象とする。人文学である民俗学が自然を対象とするとはどういうことであろうか。現在、暮らしを立てている人たちのなかで、とりわけ農民や漁民は、日々自然と挌闘をしている。その農民や漁民など、自然と挌闘しながら深く付き合っている人たちのその挌闘の仕方、付き合い方を環境民俗学は対象とするのである。」(本書「はしがき」より) |
【主要目次】 |
T 民俗学にとって環境とは |