郷土の記憶・モニュメント
岩田書院ブックレト・歴史考古学系H22

由谷 裕哉 編
(小松短期大学教授/1955年生まれ)

2017年9月刊
A5判・154頁・並製本
ISBN978-4-86602-004-4 C1321
1800円 (税別)
本書では、郷土意識と関わる記念物(モニュメント)・記念行為を考察する。
由谷編『郷土史と近代日本』(時枝と共編、2010年)、『郷土再考』(2012年、いずれも角川学芸出版)に続き、「郷土」を、国民国家の形成に伴う地域主義の流れの中で、新たに発見された対象として捉え、郷土の記憶の中で記念物(モニュメント)を取り上げる。
【主要目次】
多胡碑の模刻と羊太夫の墓誌―記念物とフォークロア 佐藤喜久一郎
  多胡碑と発見の歴史
羊太夫伝説の世界
羊太夫の墓誌と多胡碑の複製
 
藁の大人形祭祀における記念行為と祭祀の変遷
―新潟県東蒲原郡阿賀町大牧のショウキサマの奉納物―
石本 敏也
  大牧のショウキサマ祭祀の実態/
堂内の奉納物/
参拝法の変化/
奉納旗の住所とその言説
 
沖縄地域社会における歌碑と伝承
―琉歌女流歌人「恩納ナビ」の伝承とその資源化を事例に―
及川  高
  問題の所在/
事例(フィールドの概要/
 恩納ナビ/
 歌碑の建設/
 シンボル化/
 民俗の文脈)/
分析
 
安宅関址をめぐる言説と小松市
―フィクションから史蹟を経てモニュメントへ―
由谷 裕哉
  問題の所在/
安宅関ぼ実在および場所に関する言説の流れ/
安宅関二堂山説の確立から小松市の史蹟へ/
戦後の展開
 
郷土とモニュメント
―コンクリート製の白衣大観音(群馬県高崎市所在)を事例に―
時枝  務
  観音山公園造成計画/
陸軍特別大演習/
白衣大観音の発願/
白衣大観音の開眼/
白衣大観音の管理/
慈眼院の移転と白衣大観音
 

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