柳田国男・伝承の「発見」 田中 宣一 著 (成城大学名誉教授/1939年生まれ) 2017年9月刊 A5判・190頁・並製本・カバー装 ISBN978-4-86602-001-3 C3039 2600円 (税別) |
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本書は、伝承の秘める豊かさを感得して自らの学問を開拓していった柳田国男の、明治末期から昭和のごく初期までについて、伝承の発見、昔話の発見、そして菅江真澄の発見を中心に考察。併せて、伝承資料を多く含む書物といして柳田が収集編纂した「諸国叢書」についても記す。 「伝承の豊かさに目を向ける人は以前にいたとしても、柳田ほど伝承に観入し、日本文化の上でその重要さを説き、活用し、啓発しつづけた人は、それまでにいなかった。これを伝承の「発見」と言わなくて何と言ったらよいであろう。」(「はしがき」より) |
【主要目次】 |
第一章 伝承の「発見」 |