新校 高野春秋編年輯録
[増訂第2版]


日野西眞定編集校訂

(元高野山大学教授)

1998年1月刊
菊判・608頁・上製本・函入
ISBN4-87294-99-0
18800円
品切れ

弘仁7年(816)空海の高野山開山に始まり、享保4年(1719)に至る904年間の高野山の歴史を編年体に綴る唯一の史書(元禄7年序、享保4年跋)。
高野山の学僧である懐英(1642-1727)が、三十有余年の歳月を費やし、御影堂宝庫の文書、山内各院の文書・伝記・過去帳や、各史書をもとに編纂した信頼すべき書。

この新校本は、大日本仏教全書本を底本とし、高野山霊宝館・金剛峰寺・大谷大学・龍谷大学・東京大学史料編纂所・大正大学に蔵する現存の全写本と対校し、その異同を傍注・頭注でしめしたものである。また巻末に、分野別の詳細な索引と、解題を付し、利用の便をはかった。
増訂版では、新校本で省略した送り仮名・振り仮名・返り点などを数千カ所にわたり加えた。その増訂版が品切れになってしまったため、ここに新装版を「増訂第二版」として刊行することとした。

初 版:「大日本仏教全書」1912年 仏書刊行会刊
新校本:1982年 名著出版刊
同増訂版:1991年 名著出版刊


【主要内容】

本編:弘仁7年(816)―享保4年(1719)   446頁
解説:日野西眞定   22頁
索引:人名・寺院名・教団に関するもの他   124頁


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