戦国大名領国の支配構造

黒田基樹著

(日本学術振興会特別研究員)

1997年9月刊
A5判・442頁・上製本・函入
ISBN4-87294-89-3
8800円

本書は、前著『戦国大名北条氏の領国支配〈戦国史研究叢書1〉』(岩田書院 1995年)、 『戦国大名と外様国衆』(文献出版 1997年)、に続くもので、
これにより、著者の10年にわたる北条氏研究の論文をほとんど収録することになる。
北条氏関係文書を網羅蒐集した成果のもと、基礎的事実関係を解明し、
北条氏の領域支配構造と他国衆統制についての議論を深化させる。

【主要目次】

1北条氏の他国衆統制
第1章 戦国大名北条氏の他国衆統制ク―「指南」「小指南」を中心として―
第2章 戦国大名北条氏の他国衆統制ケ―主従制論を中心として―
第3章 松田憲秀に関する一考察―「指南」の具体例として―

2御一家衆と譜代家老衆
第4章 玉縄北条氏の族縁関係
第5章 北条氏繁の政治的位置
第6章 北条氏規文書の考察
第7章 北条家評定衆の構成について―下総守康信の人物比定を兼ねて―
第8章 江戸遠山氏の族縁関係について
補 論 譜代衆をめぐる諸問題

3北条氏と国衆
第9章 津久井内藤氏の考察
第10章 北条宗哲と吉良氏朝
第11章 戦国期の武蔵千葉氏―北条氏との関係を中心として―
第12章 江戸太田康資の考察
第13章 駿河葛山氏と北条氏


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