岩田書院ブックレット2
日本の文書館


高野 修著

(全史料協副会長/前藤沢市文書館長)

1997年8月刊
A5判・116頁・並製本
ISBN4-87294-88-5
1400円

2008年7月 4刷出来


「過去を喪失した人間に明日はない」
といわれているように、過去の記録を保存しない社会には未来がない。
本書で述べようとするのは、日本において、過去の記録・史料が、
どのように管理・保管されてきたのかを明らかにして、
どのようにして記録・史料を管理保存していくべきなのかについて、
読者の皆さんと考えてみようとするものである。 ……(本書「はじめに」より)
本書は2部構成になっている。
第1部は「日本の記録・史料保存の歴史」であり、
古代から現代の記録・史料保存の歴史を簡単に紹介した。
第2部の「文書館学概論」は、
アーキビスト養成にあたっての基礎的な知識を紹介したものである。
本書は文書館学の入門書として作成されたものである。
読者はさらに一歩進んで、文書館学の探険に出られることを願っている。
……(本書「あとがき」より)


【主要目次】

第1部 日本の記録・史料保存の歴史
第1章 古代・中世の記録保存
第2章 近世の記録保存
第3章 近代の記録保存
第4章 現代の記録保存

第2部 文書館学概論
第5章 文書館学とは
第6章 日本における史料保存利用施設
第7章 史料保存と公文書館法



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