戦国史研究叢書2
後北条領国の
地域的展開


浅倉直美著

1997年2月刊
A5判・260頁・上製本・函入
ISBN4-87294-71-0
4900円
品切れ


本書は、後北条氏の領国支配を、地域的な視点から捉えようとしたものである。
まず第1部では、武蔵西北部の鉢形領について、
氏邦の発給文書などの検討を通じて、支城領域における支配貫徹の様相を検討し、
第1部で、先行研究の少ない上野国について、
領国化と領支配の展開過程を究明し、後北条領国における位置づけを論じる。
そして第2部で、郡代・定使・触口に注目して後北条氏の支城領制や郷村支配に論究する。

【主要目次】

序 章 後北条氏の領国支配―課題と方法―

 1 北条氏邦と鉢形領
第1章 北条氏邦の鉢形領支配
第2章 鉢形領における荒地の開発
第3章 「吉田系図」の分析と所収文書の検討
  付論1 北条氏邦の鉢形入城について
  付論2 北条氏邦の児玉郡・賀美郡支配

 2 上野の領国化
第1章 上野国の給人領・直轄領と金山在城衆
第2章 箕輪領の形成と支配
第3章 後北条氏の上野進出と猪俣邦憲
  付 論 斎藤定盛と金窪宿・大戸城

 3 郡代・触口・定使
第1章 後北条領国の郡代制と支城領制
第2章 後北条領国における郷村支配と定使
  付 論 後北条領国の触口と定使

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