出羽三山の文化と民俗

岩鼻 通明著
(山形大学助教授)

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1996年8月刊
B6判・193頁・並製本・カバー装
ISBN4-87294-57-5
2300円
切れ

本書は、前著『出羽三山信仰の歴史地理学的研究』(1992年、名著出版)に続いて、出羽三山信仰を対象として、地理学の立場から調査研究をおこなったものであり、前著に不足していた点を補いながら、出羽三山信仰の全体像を地理的に体系化することを目指したものである。本書においては、山岳信仰を研究対象として取り上げたが、信仰の対象となる山岳は、いわば周辺地域から参詣者を集める中心地として機能しており、機能地域として把握することが十分可能である。この中心[山]―周辺[里]の相互関係から、山岳信仰を地理学的に考察することが本書の目的である。もちろん、山岳信仰の研究は、民俗学・宗教学・歴史学など多くの先学の研究成果に学ぶところが大きく、それらを参照しながら、地理学の立場から機能地域的理解にもとづいて再構築を試みた。(本書「序論」より)
【主要目次】
序 論   
第1章 日本の山岳信仰と出羽三山
第2章  出羽三山信仰の拡がり
  檀那場の分布/末社・石碑・講の分布/三山信仰の民俗/三山信仰の盛衰
第3章  出羽三山参詣の道
  古地図に描かれた出羽三山/名所図会にみる出羽三山/著名人の三山参詣/旅日記にみる三山参詣路/出羽三山の地獄と浄土/旅日記を読む
第4章  出羽三山信仰の諸相
  月山高清水通り登拝記/羽黒山の女人禁制の解禁/出羽三山信仰と遠野/上州朽津家の出羽三山旅日記/但馬国からの出羽三山旅日記/即身仏の足跡/山岳信仰研究の地理学的諸問題/出羽三山信仰をめぐる書物
*第7回日本山岳修験学会賞受賞(1997年11月)
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