|
|

|
長野県の武田信玄伝説
笹本正治編
(信州大学教授) |
1996年8月刊
A5判・322頁・上製本・函入
ISBN4-87294-56-7
7900円 (税別) 品切れ |
本書は、信濃国に伝わる武田信玄伝説を、各種の自治体史や伝説集から集めて要約し、
武田氏の信濃侵略から滅亡にいたるまでの6章に分類して収録したものである。
武田氏の伝説といえば、その根拠地である山梨県に圧倒的に多い。
しかしながら、山梨県内の武田氏伝説では、ややもすればお国自慢的なものになり、
普遍性を見いだすのに大方の同意を得られにくいかもしれない。
そこで本書は、特に隣の長野県(信濃)に限定して、
既刊の文献から武田氏伝説を採集し、網羅することを目的にした。
その内容は極めて多様であり、ほぼ全県にくまなく分布している。
これらの伝説を比較・分析することにより、武田氏に対する意識が、甲斐と信濃で、
また南信と北信とで、いかに異なっているかが浮き彫りにされるであろう。 |
第1章 武田氏の信濃侵略 |
第1節 南信地方 |
第2節 中信地方 |
第3節 北信地方 |
第4節 武田と上杉の兵火にかかった寺社 |
|
第2章 武士たちの戦国 |
第3章 武田氏の城・砦・狼煙台 |
第4章 武田氏の信濃支配 |
第5章 武田氏の当主と一族 |
第6章 武田氏の滅亡 |
|
引用文献一覧 |
|