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河童を見た人びと
高橋貞子著
(日本口承文芸学会・日本民話の会・
岩泉民間伝承研究会会員) |
1996年6月刊
B6判・212頁・並製本・カバー装
ISBN4-87294-54-0
1456円
(税別) 品切 |
岩手県岩泉地方の人びとによって語りつがれてきた河童ばなしを掘り起こす。
序:野村純一(國学院大学教授)
高橋貞子さんの今回の著書は『河童を見た人びと』である。
あとにも先にもこれ以上の題はないと思われる。
しかも正真正銘、まったく掛値無しの中身だから、なんとしても面白い。 |
カッパ祠の古文書
第1章 カッパ物語 |
カッパ退散の呪文 カッパのへそ カッパの腕 カッパの酒買い 修験者とカッパ 娘の髪を結うカッパ カッパの仕返し 人間の青けつとウリ 赤い蜘蛛に化けたカッパ カッパと悪女 カッパの手形 カッパ詫証文の売買 馬の尻っ尾とカッパ ほか29話 |
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第2章 カッパを見た人の証言 |
カッパの観察記録―小野寺さん カッパの鳴き声を聞いた小泉さん カッパの昼寝 ミカン色の皿をかむったカッパを見た三上キクさん・ナヨさん 三上先生の見たカッパ カッパの歯形 夜の川の不思議 カッパと人間の会話 子供を好きなカッパ 平成のカッパ 背中を引っ掻くカッパ 濃いベージュ色の皿 ほか33話 |
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第3章 川の不思議 |
シャーマンの松 水座敷の機織姫 隠れ里弁すますま暗がり 湯気をたてて流れる清水川 淵の民話 馬啼き淵 唸り淵 光り沢と横沢のホタル 五月鱒の御家断絶 川にまつわる狐火三題 水流しとカワウソ カワウソとキツネの民話 ほか16話 |
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