室町・戦国期 上野の地域社会
中世史研究叢書E

久保田 順一 著
(群馬県立渋川女子高等学校教諭/1947年生まれ)


2006年2月刊
A5判・420頁・上製本・函入
ISBN4-87294-415-1
9500円 (税別)
「本書は、中世後期の上野の政治的な動向を検討し、それを戦国期の地域社会の展開過程の一つの典型として設定することを目的としている。上野においては、関東管領職を兼ねた守護山内上杉氏が卓越した地位と力を持ち、他に較べ有利な条件にありながら、戦国大名として生き残ることができなかった。その原因を探りながら、地域社会の動向を検討したい。」               (本書「序章」より)
【収録内容】 
序 章 研究の課題と方法

第1部 上州白旗一揆と成立と展開
 第1章 上州白旗一揆の成立とその動向
 第2章 上杉氏守護体制と上州白旗一揆
 第3章 上州北一揆と吾妻・利根

第2部 上杉氏守護体制と関東の戦乱
 第4章 上杉氏の領国経営
 第5章 享徳の乱と地域社会
 第6章 長野氏と上杉氏守護領国体制
 第7章 上杉氏守護領国体制の終焉

第3部 戦国大名の競合と地域社会
 第8章 後北条氏の上野進出
 第9章 「関東幕注文」と上野国衆
 第10章 越後北条氏の厩橋支配
 第11章 上野和田城と上杉・武田の抗争
 第12章 武田・後北条の領土分割
  付論 戦国期の瀬下氏

第4部 戦国期の町と宗教
 第13章 戦国期の倉賀野町
 第14章 戦国期碓氷郡の町と宗教的環境

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