中近世 甲斐の社会と文化


飯田 文彌 編
(山梨県史近世部会長/1928年生まれ)

2005年8月刊
ISBN4-87294-387-2
A5判・492頁・上製本・函入

14800円
 山梨県史・山梨市史の近世部会長として活躍する飯田文彌氏の喜寿を記念し、甲斐国の中近世とその移行期に関する諸相を多面的な角度から捉えた17編の論考を4編に分けて収録。
【主要目次】
 
第1部 受け継がれる由緒
近世甲州の「国法又ハ先規・先例」考 飯田 文彌
武田信玄岩窪墓所の保存をめぐって 秋山  敬
商人と「商人の巻物」と市 堀内  真

第2部 継承と変容
城館建築における材木調達と職人 山下 孝司
甲府城下町の境界領域
 ―中世から近世に続く“場”の意識―
数野 雅彦
廻国納経の展開 
 ―中世の六十六部聖について―
田代  孝
近世初期甲州金成立過程の研究 平山  優

第3部 地域社会と生活
秋山の池が血色をなす 
 ―中・近世甲斐国の災害予兆―
笹本 正治
戦国期の山野利用と領主 西川 広平
甲斐の国中地域における近世治水用牛枠類の展開 畑  大介
甲府柳町の飯盛女 金子 誠司
豪農の日記にみる近世末期の年中行事 宮澤富美恵

第4部 文化の諸相
中近世社殿遺構における木割の変遷
 ―山梨市を中心として―
渡辺洋子・松尾圭三
山梨の宝冠釈迦如来像  鈴木麻里子
業海本浄禅師について 小野 正文
実録『甲金録』翻刻と解題 石川  博
江戸町人 杉本茂十郎の信条
 ―自著『顕元録』を中心に―
弦間 耕一

飯田文彌 年譜・業績目録


 
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