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宗教現象の地平
―人間・思想・文化―
楠 正弘編
(東北大学名誉教授) |
1995年11月刊
A5判・474頁・上製本・函入
ISBN4-87294-38-9
11800円 (税別) |
東北大学宗教学研究室で、楠正弘先生から直接指導を受け、研究にとりくんできた12名の執筆者による宗教学論集。
巻頭には、編者の「動態信仰現象学序説」を掲げ、以下、編者のライフワークともいえる「理性と信仰」「庶民信仰論」を柱として、それぞれの視点からこのテーマを掘り下げる。 |
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理性と信仰 ……… 諸岡道比古 |
―後期シェリング哲学における「哲学的宗教」をめぐって― |
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社会と宗教―デュルケーム宗教論の展開― ………
山崎 亮
本質直観と哲学的思惟―インド思想の根本問題―
……… 澤井 義次 石田梅岩の足跡―前近代日本の社会教育家―
……… シティ・ダシアール・アヌワール
島地黙雷における政治と宗教―宗教・治教・国教―
……… 宮 敏子
救いの構造―一遍往生論にみる「こころ」と「ことば」―
……… 渡辺 喜勝 |
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庶民信仰における自己肯定・自己否定・他者否定
……… 田中 雅一 |
―ヒンドゥー奉納儀礼の構造と民衆宗教画の変貌をめぐって― |
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トルコにおける運命観および災悪への対処行動
……… 佐島 隆
バタックの宗教―その解体と再生― ……… 山本 春樹
伝道と教育―「ミッション・スクール宗教社会学」のための覚書―
……… 北川 直利
庶民信仰の形成―「首無地蔵」にみる地蔵顕現の意味―
……… 鈴木 岩弓
庶民信仰論の射程 ……… 池上 良正 |
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