地域文書館論

高野 修著

(藤沢市文書館長)

1995年8月刊
A5判・242頁・上製本・カバー装
ISBN4-87294-34-6
3800円 (税別)
1998年3月 3刷出来


日本の文書館運動を常にリードしてきた神奈川県の藤沢市文書館。
本書は、その館長として、地域社会と文書館の問題に取り組んできた実践の記録である。史料の現地保存、情報公開、文書館の専門職としてのアーキビストの養成、など、
文書館の未来へむけて、多くの問題を提起する。


【主要目次】

序 文書保存の理念

1 地域社会と文書館
1 記録文書の永久保存の理念
2 地域社会と文書館の必要性
3 地域社会と公文書館法
4 記録管理と文書館
5 日本の文書館

2 地域史編纂・史料保存と文書館
1 公文書保存の理念と文書館―市史編纂室から文書館へ―
2 市史編纂から文書館へ―藤沢市文書館の事例―
3 文書館と地域史編纂
4 市町村の文書館について―図書館・博物館との相違―
5 史料保存機関としての文書館と情報公開
6 公文書館法制定と全史料協のかかわり
7 地域における文書館の役割と未来
8 これまでの文書館、これからの文書館

3 文書館随想
中国橦案館訪問記/文書館のルーツを求めて/
アメリカで史料を調べた方がよい/史料・人・地域/死海文書で思うこ



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