アーカイブズとアーカイバル・サイエンス
−歴史的背景と課題−
Archives and Archival Science: Their Historical Background

青山 英幸著
(北海道立文書館/1948年生まれ)

2004年4月刊 
ISBN4-87294-323-6

A5判・202頁・並製本・カバー装

2800円
「アーカイブズは、三つの意味から構成されている。
・ドキュメントとしてのアーカイブズ
・機関としてのアーカイブズ
・ドキュメントとしてのアーカイブズを保存する建物
筆者は「アーカイブズ(Archives)」を、1980年代後半以降「(公)文書館」や「文書」とし、1990年代半ば以降は、「記録史料保存利用機関」や「記録史料」という言葉によって表現してきたが、本来担っている意味を盛り込むことができないこと鑑みて、「アーカイブズ(Archives)」という言葉を、本書で採用することとした。それとともに、従来 筆者が表記してきた「文書館学」や「記録史料学」に換えて、本来的な「アーカイバル・サイエンス(Archival Science)」と表記することとした。」 (「はじめに」より)
前著『記録から記録史料へ−アーカイバル・コントロール序説』(小社刊)を受けた入門書。
【主要目次】
T 歴史的背景
1 欧米のアーカイブズとアーカイバル・サイエンスの形成:第2次大戦まで
2 明治初年から第二次大戦までの日本におけるアーカイブズの紹介
3 現代のアーカイブズ
4 第二次大戦後から1990年代半ばまでのアーカイバル・サイエンス
5 世界の新動向とアーカイバル・サイエンス構築の課題
U 今日的課題
6 記録を守り記憶を伝える −日本からの報告−
7 コンピュータ社会における集合的記憶
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