摘田稲作の
民俗学的研究


小川直之著

(國學院大學講師)

1995年7月刊
A5判・620頁・上製本・函入
ISBN4-87294-29-X
12800円


摘田(つみた)とは、田植によらないで、直接、田に種籾を蒔く直播栽培法のことである。
現在の日本では、田植による稲作法がほとんどだが、
かつては広汎に直播すなわち摘田による稲作がおこなわれたことは確かである。
本書は、全国各地の事例や近世史料を丹念に調査し、その諸相を明らかにする。
さらに畑作との関係をも考察して、日本の農耕文化論に再検討を迫る。


【主要目次】

序 章 摘田稲作研究の課題
第1章 摘田稲作の確認
第1節 近世諸資料にみる摘田
第2節 摘田稲作の分布と類型
第2章 摘田稲作の諸相と分析
第1節 神奈川県の摘田
第2節 東京都の摘田
第3節 埼玉県の摘田
第4節 茨城県・千葉県・栃木県・群馬県の摘田
第5節 関東地方の摘田の地域的特色
第6節 三重県の摘田
第7節 南九州の摘田
第3章 摘田稲作と畑作
第1節 摘田稲作の諸問題
第2節 摘田稲作の特質
第3節 畑作耕種法の様相
第4節 摘田の儀礼
終 章 摘田稲作研究の展開


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