漂泊の聖たち ―箱根周辺の木食僧― 西海 賢二 著 (東京家政学院大学助教授) 1995年6月刊 B6判・190頁・並製本・カバー装 ISBN4-87294-28-1 2500円 (税別) 2005年4月 8刷出来 |
|
戸時代に出現した風外(ふうがい)慧薫から、明治初年に活躍した独信(どくしん)行者まで、7人の民間宗教者を、小田原・箱根周辺の活動に絞って紹介する。さらに、後世の人びとが、これらの民間宗教者にいかなる期待をよせ、かつ信仰の対象者としていたかを中心にしながら、庶民の中に今も生き続ける彼らの群像に迫る。 |
【主要目次】 |
1 木食僧(遊行僧)とは―権力と民衆のはざまで― |
2 風外慧薫―草衣の禅僧― |
3 弾誓上人―岩窟の中の聖者― |
4 澄禅上人―聖乞食坊主― |
5 徳本上人―民衆の中の念仏行者― |
6 小田原木食上人―加持祈祷の宗教者― |
7 唯念行者―常念仏の継承者― |
8 独信行者―箱根山中の山岳修験者― |
9 漂泊の聖たちと民衆―あとがきにかえて― |