報恩寺末寺諸留
南部領宗教関係資料A

岸 昌一編
(元 岩手県宮古市史編纂室長/1940年生まれ)


2003年1月刊
B5判・166頁・並製本・カバー装
IISBN4-87294-275-2
2200円 品切れ
前書@「御領分社堂」は、旧南部領内の小祠小堂を網羅したものであったが、本書A「報恩寺末寺諸留」は、旧南部領内の曹洞宗本寺である報恩寺末寺192か寺の住僧の世代書きと寺院住職に関する記載である。本史料は、盛岡市中央公民館所蔵の全1冊の横帳で、元文4年(1739)頃に作られ、以降、幕末まで書き継がれたもの。
翻刻にあたっては、「南部叢書」「篤焉家訓」を参考にして、校訂を加えた。
報恩寺(盛岡市那須川町)は、貞治4年(1365)頃の開山と伝えられ、慶長6年(1601)に盛岡に移転し、近世南部五山の一つであった。
【主要目次】
解  説  岸 昌一
盛  岡 報恩寺・東顕寺・源勝寺・永泉寺・恩流寺・祇陀寺・久昌寺・永祥院など11寺
岩 手 郡 沼福寺・聖福寺・東慈寺・宝積寺・大泉院・鷲連寺・吉祥寺・明圓寺など22寺
志 和 郡 長善寺・清水寺・高伝寺・勝源院・長岩寺・蟠龍寺・大泉院・如法寺など18寺
閉伊郡遠野 大慈寺・対泉院・柳玄寺・喜清寺・曽源寺・慶雲寺・光明寺など13寺
稗 貫 郡 新仙寺・中興寺・廣済寺・宗青寺・雄山寺・瑞興寺・松山寺・大興寺など16寺
和 賀 郡 東光寺・将軍寺・正蔵寺・凌雲寺・龍澤寺・全明寺・泉徳寺・浄珠院など20寺
南閉伊郡 海蔵寺・龍昌寺・常楽寺・林宗寺・南陽寺・吉祥寺・江岸寺・龍泉院など11寺
北閉伊郡 常安寺・善勝寺・江山寺・瑞雲寺・宗得寺・海蔵院・久昌寺・長安寺など19寺
二 戸 郡 廣全寺・龍眼寺・長寿寺・浄福寺・渕流寺・法林寺・長福寺・長得寺など13寺
三 戸 郡 長泉寺・清光寺・龍泉寺・林泉寺・耕田寺・儒童寺・宝福寺・高雲寺など10寺
北  郡 海伝寺・法性寺・東照寺・長昌寺・月窓寺・金剛寺・瑞龍寺・光昌寺など20寺
鹿 角 郡 仁叟寺・萬養寺・鏡得寺・大圓寺・隆昌寺・圓福寺・萬松寺・恩徳寺など18寺
【続刊予定】寺社記録/篤焉家訓
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