南紀州の民俗
―古座川流域の歌と年中行事―


齋藤和枝著

(関西外国語大学助教授)

1999年3月刊
B6判・382頁・並製本・函入
ISBN4-87294-140-3
4800円

本書は、和歌山県を流れる古座川流域(古座川町・古座町)の年中行事と伝承歌を、各地区ごとにまとめたものである。
各地の伝承者からの聞き書きにより、年中行事と伝承歌のほか、河内祭り・ねんねこ祭りなどの祭礼や、誕生・結婚・葬式などの人生儀礼、子どもの遊び、なども記録する。
著者は声楽・言語文化専攻であるので、仕事歌・遊び歌や、亥の子歌・盆踊り歌などの伝承歌が、忠実に採集・採譜されている。
『高野山麓の民俗』(名著出版刊)『紀の川流域の民俗』(おうふう刊)に続く3部作。


【主要目次】

序文:堀井 令以知(関西外国語大学大学院教授)

第1部 古座川町の年中行事と歌
古座川町の沿革
各地区ごとの民俗
松根・西川・平井・添野川・下露・佐田・三尾川・一雨・鶴川・直見・中崎・月野瀬・高池・池野口・池野山・小川
山祭り/鯛釣り祭り/ 御火焚祭り

第2部 古座町の年中行事と歌
古座川町の沿革
各地区ごとの民俗
姫・伊串・神野川・西向・古田・中湊・古座・津荷・田原・上田原・佐部
河内祭り(付:御舟謡)/ねんねこ祭り/田原の田掻


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