古代日本の
道教受容と仙人


松田智弘著

(奈良市立二名中学校教諭)

1999年1月刊
A5判・516頁・上製本・函入
ISBN4-87294-131-4
8200円


『古代日本道教受容史研究』(1988年 私家版)に、第2部「古代日本の仙人」を増補。
池田源太氏「序」…「道教」という外来文化が、どのような伝来過程を経て、日本人に取り入れられ、仏教と相並んで、日本文化の重要な性格を形成したかが、見定められており、日本文化の性格を考慮せんとするものには、少なからぬ示唆・教示となることを疑わない。


【主要目次】

第1部 古代日本道教受容史研究
第1章 縄文時代に於ける呪術の可能性
第2章 山神蛇体考
第3章 日本古代文化圏考察
第4章 鏡と卑弥呼
第5章 道教伝来の過程(朝鮮への道教伝来考/渡来人と道教/道教伝来の可能性)
第6章 日本に於ける風流生活の遡源的考察
―その道教的色調について―
第7章 「記」「紀」の神仙譚―記紀に於ける神仙的記事の比較―
第8章 浦嶋子伝承に於ける神仙的要素
第9章 道家と道教の概念
第10章 栖霞観考―平安初期道教的思考形態の展開―
第11章 古代日本と道教伝来

第2部 古代日本の仙人
第1章 古代日本仙人考―平安朝以前と平安期における仙人観の比較―
第2章 古代日本における仙人信仰について
第3章 玄賓の隠逸性について
第4章 脱俗境について
第5章 仙人都良香考―日本的成仙術について―

結びとして―古代日本の仙人の霊験―


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