西国巡礼三十三度
行者の研究


小嶋博巳編
(ノートルダム清心女子大学助教授)

1993年10月刊
A5判・本文368頁・口絵16頁・付図4枚・上製本・函入
ISBN4-87294-06-0
7900円


忘れられた巡礼者「オセタハン」それは昭和30年代まで、和歌山・大阪・奈良あたりの村々を、セタと呼ばれる特殊な笈(オイ)を背負って巡礼する者たちであった。
西国三十三所を三十三度まわることで満願する職業的巡礼者。
本書は、従来ほとんど注目されることのなかった彼らの実態に初めて光をあてる。


【主要目次】

序―総説と研究史にかえて― ……… 小嶋 博巳

1三十三度行者の組織・巡礼・伝承 ……… 小嶋 博巳
三十三度行者のセタ ……… 小林 義孝

2行者集団の形成 ……… 小嶋 博巳

3葉室組の支配について ……… 澤  博勝
―近世公家家職論の視点から―

4宿の分布と行者の巡礼経路―葉室組を中心に― ……… 田中 智彦

5巡礼行者と地域社会 ……… 市川 秀之

6満願供養の実態とその変遷 ……… 小林 義孝

7満願の供養塔について ……… 安 富美子・小林 義孝

資料篇1壺井家蔵三十三度行者関係文書
資料篇2西国三十三カ所と三十三度行者の拠点
三十三度行者関係年表
葉室組行者過去帳
満願供養塔一覧
三十三度行者の那智参籠
称名寺蔵大仏組三十三度行者規定
逸木清流「三十三度の話」

口絵写真 昭和30年頃の行者/花山法皇黒髪曼荼羅/など38枚


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