大阪の力石

高島 慎助著
(四日市大学教授/1948年生まれ)

2002年11月刊
A5判・136頁・上製本・カバー装
ISBN4-87294-011-3
3500円

「三重」、「奈良・和歌山」、「播磨」、「京都・滋賀」に続く、著者の力石調査報告の第5冊。「力石(ちからいし)」とは、「弁慶の力石」などに代表されるような、力較べや力試しなど に用いられる大きな石のことで、かつては全国の村々で、競技会がおこなわれていた。その起源は「石占(いしうら)」にあるとする説がある。上方相撲などに見られるように、大阪には力持の「力持番付」が残っており、数多くの力石が現存している。本書は 大阪府内の232個の力石を網羅し、その基礎的なデータを提供。
【主要目次】
*総論と、補論の一部は、前著『播磨の力石』(小社刊)とほぼ同内容です。
総論 「力石」の歴史/競技方法/概要/あれこれ
本論 大阪の「力石」
大阪市(北区・城東区・住之江区・住吉区・中央区・鶴見区・天王寺区・浪速区・東住 吉区・平野区・都島区) 
池田市/和泉市/泉佐野市/茨木市/貝塚市/柏原市/交野市/河内長野市/岸和田市 /堺市/大阪狭山市/吹田市/摂津市/泉南市/大東市/高石市/高槻市/阪南市/東 大阪市/枚方市/松原市/箕面市/守口市/八尾市/熊取町/田尻町/豊能町/能勢町
補論 大阪の「力石」の現状/全国の「力石」に対する動向/大阪府の「力石」に触れて
付録 参考文献/大阪の「力石」所在一覧
【力石:データ】
・所在地/住所/情報提供者[生年]
・大きさ(3方向の最長部)/重量
・切付(力石に刻まれた重量・名前・年代など)
・写真(主として「切付」のあるもの)
・関連事項
 情報提供者の談話(力石が使われていたころの話しなど)
 参考文献の該当個所の引用
 現地説明板の文章
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