地域民俗論の展開

小川 直之 著
(國学院大学講師)

1993年6月刊
A5判・440頁・上製本・函入
ISBN4-87294-01-X
7900円


民俗の地域主義というのは、地域民俗論を目的とすることであり、具体的には民俗の地域差を確認し、その要因を求めていくことによって、民俗形成の経緯やシステムとでもいえることを解明していくことである。
民俗の地域差の要因を求めることは、当然ながら民俗相互を複合的に関連させながら地域の民俗を捉え、さらに生態的条件や歴史的条件との関連性を求めていくことになる。第1部では、水田潅漑と共有林所有を指標にした地域統合を扱った。
第2部では、個別民俗事象の分布のあり方を確認・分析したり、いくつかの民俗分布地図を重ね合わせて民俗文化領域を設定しようと試みたものである。


【主要目次】
序 章 地域民俗論の構想
第1部 地域形成と民俗
第1章 水利社会の葛藤と統合
第2章 共有林社会と民俗

第2部 民俗文化領域の確認と分析
第1章 クルリ棒の地域性
第2章 神奈川県平塚市豊田本郷遺跡出土のスキ先
第3章 田の神節供―民俗文化の地域性―
第4章 稲作儀礼の構成と諸問題
     ―神奈川県伊勢原市域の場合―
第5章 神奈川県の道祖神祭
第6章 神奈川県秦野市の道祖神石塔とセエトバライ
第7章 贈答の容器
第8章 稲作儀礼の構成と地域性
     ―茨城県龍ケ崎市の場合―
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