播磨の力石

高島 慎助著
(四日市大学教授/1948年生まれ)


2001年6月刊
A5判・200頁・上製本・カバー装
2010年【第2版】
4500円
 「力石(ちからいし)」とは、「弁慶の力石」などに代表されるような、力較べや力試しなど に用いられる大きな石のことで、かつては全国の村々で、競技会がおこなわれていた。
 その起源は「石占(いしうら)」にあるとする説がある。各地の神社仏閣にある「重軽石(おもかるいし)」がこれであるが、全国的な調査の結果、この石占的な伝承は聞くことができなかった。本書は、播磨に現存する930個の力石を網羅し、その基礎的なデータを提供。
【主要目次】
総論:「力石」の歴史/競技方法/概要/あれこれ
本論:播磨の「力石」
姫路市/吉川町/東条町/滝野町/社町/加西市/小野市/三木市/高 砂市/神崎町/福崎町/香寺町/夢前町/一宮町/波賀町/千種町/安 富町/山崎町/太子町/揖保川 町/御津町/新宮町/佐用町/南光町/三日月町/上月町/龍野市/相生市/赤穂市
補論:播磨の「力石」の現状/全国の「力石」に対する動向
付録:参考文献/播磨の「力石」所在一覧
【「力石」データ】
・所在地/住所/情報提供者[生年]
・大きさ(3方向の最長部)/重量
・切付(力石に刻まれた重量・名前・年代など)
・写真(主として「切付」のあるもの)
・関連事項
情報提供者の談話(力石が使われていたころの話しなど)
参考文献の該当個所の引用
現地説明板の文章
新聞記事コピー(競技会の様子や、力石が確認された時の記事)
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